広告代理店や雑誌社からIT業界

私にとって初めての就職活動は波乱に満ちたものでした。最初思っていた就職先とは会社もましてや業界も全く異なるものになったのです。いろんな経験を踏むことで自分が成長できたとは思いますが、早めに対処していればより早くに結果が出ていたかもしれないなと感じています。

私は3回生の初めの就職活動が始まる前の時点では、マスコミ業界や人材派遣会社を志望していました。そのためにインターンシップなども、マスコミ関係の広告代理店や雑誌社や人材派遣会社などを当たりました。その中で仕事の面白さや大変さを知ることができ、そのために大学で出す志望業界の希望調査にもそのように書きました。最初は就職活動においても、マスコミ関係などを中心として説明会に赴いたりしていました。しかしながら次第に本当に自分がこの業界を目指しているのか、どうして志望しているのかが分からなくなってきました。それでもしばらくは継続して就職活動を続けていましたが、エントリーシートを書くようになってくると志望理由や自分が将来なりたい姿が描くことが難しくなっていきました。

そこで自分が今までどのような生き方をしてきて考えを持っているのかをまとめるために自己分析をしないといけないと気づきました。本来は早い時点で自己分析をすべきだったのですが、私はどこかおっくうに感じてしていませんでした。もう遅いかもしれないと思ったのですが、急いで自己分析したくて急遽本を購入してそれに沿って簡単ですが自己分析をするようになりました。最初は志望動機や学生時代頑張ったことや自己PRなどを書くためにし始めましたが、自分の思っていることや向いていることが実は今思っているような業界ではないのではないかと考えるようになりました。

自分が働くことにおいて社会や人のためになることをしたいと考えていることや、誰かをサポートするような立場で働くことに価値を見出していることを気付きまた自分の興味が別にあることにも気づきました。そしてその後志望業界をがらりと変えて、IT業界・専門商社を志望するようになって説明会に行くようになりました。志望動機などは就職カウンセラーの方のいらっしゃる、就職支援施設で何度も添削してもらいましたし、また面接もいろんなワークショップに行って対策しました。幸い私は緊張しても受け答えがしっかりしていたたのでさほど練習しなくてもたいおうできました。しかしながら最初は書類選考で落ちてしまったり、面接でも良い結果を残せないこともありました。しかしながらあきらめずに、挑戦し続けていったところ結果的にはIT業界で内定を頂きました。しっかりと自分が本当にしたいことや、志望する理由が見つかったからこそしっかりと受け答えが出て内定を頂けたのではないかなと考えいます。

今考えると、少しでも早い段階、インターンシップに行くまでに自己分析をしていたら自分がどのような考えを持って社会人として働きたいかまたその業界を志望する理由を明確にすることができるようになったのではないかと感じています。そのうえでインターンシップに行くことで自分が本当にそこに行きたいのかをもう一度考えることができたでしょうし、それによってより早い内定決定につながったかもしれないなと思いました。早めに動くことが大切ですが、しっかり順序立てて動かないと後でまたスタート地点に逆戻りしないといけなくなるのでどのようにアプローチしていくべきかを考えて動きましょう。しっかりと自分を見つめて知ることで就職活動においても無駄をせずに進むことができると思うので準備を怠らずにして確実で早いゴールを目指すことがきっとできますよ。